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塾、教室を換気して感染拡大を防止!高精度CO2センサー活用のススメ

2021.09.10



2021年8月、国立感染症研究所から、保育、教育施設に関する所見と提案が発表されました。
小学校や学習塾では比較的大きなクラスターが発生しています。対面授業・教育が求められることが多いことも原因のひとつでしょう。
➥乳幼児から大学生までの福祉施設・教育機関(学習塾等を含む)関係者の皆様への提案(8/26)
 
感染防止対策の提案として、適切な予防法の習得、体調不良時の速やかな欠席などの対策に加え、以下の換気対策が挙げられています。
 

  1. 教室、通学バス(移動時全般)、職員室等における良好な換気の徹底に努める。施設内では、効率的な換気を行うためのCO2センサーの活用も推奨される
  2. 塾では児童・生徒・学生・講師等の体調管理を徹底した上で、密にならない工夫とともに換気の徹底(特に入れ替わり時。場合によってCO2センサーの活用)、リモート授業の活用も検討することが推奨される

CO2センサーを活用する意味

窓の開放で換気をする場合は、換気回数を毎時2回以上(30分に一回以上、数分間程度、窓を全開する。)とすることとされています。これは効率的な換気といえるでしょうか。

実際は滞在人数や活動内容などによって換気のタイミングが変わり、一律に取り組むことはむずかしいでしょう。夏や冬は空調による温度管理もおこなっているため、頻繁な換気はなるべく抑えたいもの。
 
感染リスクが高まったときに換気。リスクが下がれば窓を締める。これができれば本当に必要なときだけ窓を開ければよく、効率的な換気がおこなえます。

効率的な換気とは?

👉窓を開けるタイミングを工夫する

厚生労働省は、必要換気量を満たしているかを確認する方法として、CO2濃度が1000ppmを超えないようにすることが有効としています。
 
CO2濃度を把握するために、さまざまな施設への設置がすすんでいるのが「CO2センサー」です。その場のCO2を可視化して、濃度が高くなったら換気を促進します。
設置位置は、ドア、窓、換気口から離れた場所で、人から少なくとも50cm離れたところがいいとされています。現状を把握するには、風通しが良いところよりもひとが集まりやすいところに設置する必要があります。

例えば、ラトックシステムのCO2センサーは、通常緑の本体LEDが、CO2濃度1000ppm※になると橙に、2000ppmを超えると赤になります。またLEDは10段階のバー表示で、CO2濃度が高いほどバーが伸びます。
※Bluetooth接続の環境センサーは、注意ゾーンの800ppmでLEDは橙になります

 
実際の計測値はWindows PCの画面に一括表示。CO2濃度を安全から危険までの3段階表示、変化も確認できます。

スマホで運用の場合は、通知を受け取ったりグラフでCO2濃度の変化を確認できます。

※PCとスマホを同時に使用することはできません
 
市場にはさまざまな形状、価格のCO2センサーが出回っています。低価格センサーの中には、粗悪なものもありますので注意が必要です。以下はテレビなどメディアでも取り上げられた検証発表です。
➥安価で粗悪なCO2センサの見分け方 ~5千円以下の機種、大半が消毒用アルコールに強く反応~
 
ラトックシステムのCO2センサーは、スイスに本社を置くセンシリオン社製のCO2センサー「SCD40」を搭載しています。光音響NDIR方式(PASens®技術)で精度の高いCO2濃度計測がおこなえ、安心してご利用いただけます。

👉温湿度管理にも配慮する

秋から冬に向けては、冷気を取り入れることによる健康への影響が心配になります。また、コロナ対策では温度と湿度のコントロールも有効といわれています。
 
冬は温度および相対湿度を18℃以上かつ40%以上に維持できる範囲内で、一方向の窓を常時開けるなど、保温しながら換気をおこなう方法が推奨されています(次項を参照)。

👉窓の開け方を工夫する

空気の流れを作るため、複数の窓がある場合は二方向の壁の窓を開放、窓が一つしかない場合はドアを開けると、効率的に外部と内部の換気がおこなえます。保温効果が高い換気方法として、少しだけ窓を開けて常時換気する方法や、間接的に外気を取り入れる2段階換気などがあります。

👉扇風機やサーキュレーターを活用する

窓がない、換気扇など空気を撹拌できる設備がない場合は、扇風機を使って空気の流れを作ります。空気の流れは、棚や机、パーティション、アクリルパネルなどの配置の影響を受けます。CO2の値やグラフをみながら、適した設置場所をみつけます。

参考文献

➥冬場における「換気の悪い密閉空間」を改善するための換気の方法
 
全国学習塾協会のサイトでは、ガイドラインやチェックリストなど換気以外の対策も入手できます。
➥【学習塾事業者のみなさまへ】感染症対策徹底のお願い

換気状態の見える化サービス「Airoco」に採用されています

中部電力株式会社様が提供する換気状態の見える化サービス「Airoco(エアロコ)」。
施設内のCO2濃度や温湿度を俯瞰的に見える化でき、感染症・熱中症対策などにご活用いただけます。

 
Airocoには、Wi-Fiルーターへの接続が必要なRS-WFCO2と、Wi-Fi環境のない場所にも導入できるLTEモデルRS-LTECO2が採用されています。

 

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