ハサレポは、冷凍・冷蔵設備の温度や食品加工時の水温をセンサーで常時計測、スマホやPCからいつでも確認できるクラウドサービスです。設備の温度計測を常時自動化、一拠点管理により温度管理業務を効率化します。さらに遠隔から機器の異常を通知で把握できるため、早期対応と点検の省力化がおこなえます。
今ある環境にあとづけできる温度計測システム
新たな通信設備の工事は不要です
手書きによる記録が不要
24時間いつでも温度を可視化
通知で
異常を把握
敷地内の無線通信には、Wi-Fiと比較して通信距離が長く省電力なWi-SUN通信を採用。
中継器を使えば、見通し最大1000m離れた場所に設置が可能。センサーは設置の自由度が高い電池駆動です。
温度を測るサーミスタモデルと水温を測るPt100モデルから、用途に合わせて選択。温度を5分ごとに測ってゲートウェイに送信し、クラウドに蓄積します。
2種類から
選択
温度センサー(サーミスタ)は-30℃までの庫内設置に対応。
-30℃~60℃の環境下ではBOX部まるごと設置がおこなえ、広い冷凍設備内にも対応可能。
※冷凍・冷蔵設備の材質や厚みにより、電波状況は変わります
ゲートウェイとクラウドはLTE-M(セルラー回線)接続。
スマホの電波が入る場所なら設置できます。
複数ゲートウェイを導入し、複数拠点の温度を管理、装置やセンサーを監視。
どの拠点、どの部屋、どの装置で異常が起きているか、遠隔から一括把握できます。
停電時や通信が切れても、電池駆動の温度センサーは計測を継続。ログはBOX部の内蔵メモリーに保存されます。再接続後にアプリを使って、クラウドへのデータ補完が可能です。
サーミスタセンサーは2点計測。センサーの長さは5mで、保管庫内の手前と奥など大きなスペースを計測。
BOX内部には温湿度センサーを搭載し、同時に3箇所の計測が可能です。
※冷蔵庫の計測に便利な長さ60cmモデルもあります
Pt100センサーは、冷却時の水温や加熱時の湯温計測に使用できます。本センサーは食品安全に関する証明書発行に対応(接液部分のみ)。防水仕様で、本体に水がかかっても安心です。
<その他の用例>
・ワイン・ビールなどの発酵中の温度
・加熱殺菌中の飲料の温度
・麺類など食品ボイル時の湯温
・食品洗浄水の水温
本製品は、1台のゲートウェイに中継器を最大3台、1台の中継器にセンサーを最大4台接続可能です。
※中継器を使用しない場合、ゲートウェイには最大4台のセンサーを接続可能
※中継器の接続は1 ホップまで(マルチホップには非対応)
機器やセンサーの接点出力にIoT通信ユニットを接続。機器からの信号を無線化してゲートウェイに送信、クラウドからスマホに通知します。
ユニットは接点入力を5ポート搭載し、1台で複数の接点出力・警報信号をIoT化できます。
IoT通信ユニットは接点出力を2ポート搭載。ハサレポアプリで、接点入力を持つ機器のブザーやランプの停止がおこなえます。
たとえば異常を知らせる通知を受信したら、スマホでブザーやランプを停止してから現地に駆けつけるなどが可能です。
保管庫や冷蔵庫などの温度を、常に測りながら監視。
温度が指定の上限を超えると通知が届くため、ドア開閉や故障などの異常時もいち早く気づけます。
温度範囲は食材ごとにデータを登録しリスト化。食材を選択するだけでアラート条件への適用が可能で、温度設定の手入力による管理負担とミスを軽減します。
導入前
温度上昇の発見までに時間がかかり、食材が傷んでしまう。
導入後
温度上昇時に通知。迅速な対応で被害を最小限に。
食品製造や保管をおこなうさまざまな場所で温度を自動計測。
手間のかかる手書きの記録を自動化することで他の業務に専念でき、記入ミスや漏れのリスクを回避できます。計測頻度を増やしたり、不在時を含めた記録にも取り組めます。
導入前
担当が他の仕事をしていて、チェック時間を過ぎてしまう。
導入後
目視による温度確認や計測結果の記入が不要に。記載ミスも防止。
計測データおよび入力した食品保管の記録を帳票に出力、記録書作成の手間を省きます。
CSV出力に対応し、Excelや他のシステムでのデータ活用も可能。
さらに状況を見える化することで、問題点の発見や改善に役立てます。
ハサレポは全期間のデータをクラウドに保存。
契約期間中は無期限にさかのぼってデータを見られます。
お客様の要望にあわせた、アプリや帳票のカスタマイズ、組み込みも可能です。お気軽にご相談ください。
導入前
HACCP 調査の書類提示で、大量のファイルから記録を探すのが大変。
導入後
指定月などの条件検索で、温度の記録をすぐに見つけて帳票印刷。
センサー1台の最小構成なら、13万円台から導入が可能。「離れた保管庫だけ自動計測したい」「新設した部分だけ自動計測したい」「予算の都合でスモールスタートしたい」といった場合も小規模から無理なく始められます。
運用費は年額15,000円(税別、ゲートウェイ1台あたり)。ソラコムが提供する安価な通信サービス、安価なAWS のサーバーレス IoT クラウドサービスを利用して、リーズナブルな価格を実現しています。
1年単位のご契約で、最低購入台数などの制限はありません。
※導入時、ハードウェアの購入は別途必要です。
温度を計測する「計測拠点を増やす」「計測箇所を増やす」「担当者を増やす」、さらには「警報通知機能を追加する」。そんなときもハサレポなら、必要な部分のハードウェアを追加することで対応が可能です。
ランニングコストは、運用の内容にかかわらずゲートウェイの台数のみで決まります。温度センサーやIoT通信ユニット、スマホの接続台数、機能の追加による運用費の追加はありません。
サーミスタで2 点計測、内蔵センサーで温湿度計測
【センサー部(サーミスタ)】
計測温度範囲 -30 ~ 80℃
計測精度 ±1℃ ※-20℃以下は ±2℃
【BOX部(温湿度計内蔵)】
計測温度範囲 -30 ~ 60℃
計測精度 温度±1℃、湿度±2%
計測間隔 5分(固定)
電池駆動 リチウム単3 電池× 3本
電池寿命 約1年
動作環境 -30 ~ 60 ℃
防塵防水規格 IP67
保証期間 1年
水温・湯温計測向け、食品に触れても安心
【センサー部(Pt100)】
計測温度範囲 -40 ~ 180℃
計測精度 ±0.3℃
【BOX部(温湿度計内蔵)】
計測温度範囲 5 ~ 45℃
計測精度 温度±1℃、湿度±2%
計測間隔 5分(固定)
電池駆動 アルカリ単3 電池× 3本
電池寿命 約6ヶ月 ※パナソニックEVOLTA 推奨
動作環境 5 ~ 45 ℃
防塵防水規格 IP67
保証期間 1年
中継器3 台まで接続可能
※センサー/ユニットをゲートウェイに直接接続する場合は4台まで
動作環境:0 ~ 45 ℃
電源: 5V/2A USB ACアダプター
保証期間:1 年
センサー/ユニットを4 台まで接続可能
動作環境:0 ~ 45 ℃
電源:5V/1A USB ACアダプター
保証期間:1 年
(2023年春提供予定)
動作環境:0 ~ 45 ℃
入力:無電圧接点入力x5
出力:無電圧接点出力x2
電源:5V/1A 電源アダプター
保証期間:1 年
センサーおよびユニットとゲートウェイの間の通信方式は、長距離伝送が可能なWi-SUNです。センサーは防水仕様・電池駆動で、電波の届く範囲なら設置場所を選びません。ゲートウェイと中継器は電源がある場所に設置します。ユニットは制御盤の内部などに取り付け、アンテナを外部に引き出します。
【最大接続台数】(ゲートウェイ1台あたり)
中継器を使用しない場合:4台
中継器を使用する場合:12台(中継器3台まで、1台の中継器にセンサー/ユニット4台まで)
【最大通信距離】(センサー/ユニットとゲートウェイ間)
中継器を使用しない場合:見通し500m
中継器を使用する場合:見通し1,000m(センサー/ユニットと中継器間500m、中継器とゲートウェイ間500m)
> > 食品保管庫の温度記録・監視を自動化するハサレポ、設置の自由度がアップ(ブログ)
Wi-SUNについて:
920MHz帯を使用する無線規格で、低消費電力でありながら長距離のデータ伝送が可能です。2.4GHzとの電波干渉を起こしにくく、回り込み特性に優れているため、安定通信がおこなえます。
LTE-Mについて:
携帯キャリアのセルラーネットワークを用いた LPWA 規格の1つです。既存のLTE基地局をベースとしたエリアをカバーし、広域で省電力な通信がおこなえます。
サーミスタでは冷蔵庫内などの温度、本体内蔵のセンサーでは室温と湿度を計測します。サーミスタの計測温度範囲は-30~80℃、内蔵のセンサーは-30~60℃、計測頻度は5分ごとです。
サーミスタの計測温度が指定の温度範囲を超えたら、自動でアラート通知するよう設定することもできます。
本システムは、CSV形式での出力に対応しています。ExcelなどCSV読み込みに対応したソフトウェアであれば、ハサレポで蓄積したデータを適用できます。また、既存システムとのクラウド連携などもご相談ください。
導入費用は、規模(ゲートウェイ、中継器、センサーの台数)によって異なります。ゲートウェイは50,000円/台、中継器は40,000円/台、センサーはサーミスタ(5m)、PT100モデルともに70,000円/台、IoT通信ユニットは100,000円/台(いずれも税別)の買い切りとなります。
運用にかかるコストは、ゲートウェイ1台あたり15,000円/年(税別)です。料金には、アプリの更新費、通信費、クラウド使用料が含まれています。
設置場所の条件は、安定して電波が届くように配置する必要があります。本システムはセルラー回線とSub-GHz帯の無線を使用しており、センサーやゲートウェイの場所を最適化する必要があります。安心して導入いただくため、事前に電波テストをおこなってください。携帯電話でNTTドコモまたはソフトバンクの回線が安定して入ることが必須条件になります。
電波環境に不安がある場合はご相談ください。商談の上、最適な機器構成や設置場所をご提案します。
直販で購入をご検討中の場合は、事前に「ハサレポ電波テスト」のご注文いただくと当社によるテストも可能です。(⇒ハサレポ電波テストのご注文ページ)
なお設置自体に専用の工具は不要で、自身でおこなっていただくことは可能です。(センサーに電池の装着時、ドライバーによるネジ止めは必要です)機器の接続とセットアップをまかせたい、といった場合の対応も可能ですので、その際はご相談ください。直販でお求めの場合は、ハードウェアご注文の際にあわせて「出張セットアップ」をご注文ください。
弊社では販売代理店を募集しています。ハサレポは小規模から構築でき、接続がかんたんで、温度管理部分に絞った導入ができるため、現場のIT化に躊躇している顧客にもおすすめしやすいサービスとなっています。たとえば食品衛生用品の販売とあわせて、お客様に温度計測のIoT化提案もしたいなど、お気軽にご相談ください。
●仕様および外観は、改良のために予告なく変更する可能性があります。
●「ハサレポ」はラトックシステム株式会社の商標登録です。