食品保管の温度記録と監視を
IoTでかんたん自動化
ハサレポは、食品を保管している冷蔵庫などの温度を、パソコンやスマホをからいつでも確認できるクラウドサービスです。センサーで常時温度を計測し把握することで、適切な温度管理がおこなえます。
食品保管倉庫や冷蔵設備などの温度をセンサーで自動計測し、指定範囲を超えるとスマホにお知らせします。温度はグラフで表示、その変化から今までは気づかなかった温度の異常や改善点を見出せます。さらにHACCP で義務化されている帳票作成をサポート。記録と帳票作成の自動化で、現場の負担を軽減します。
手書きによる記録が不要に!
手間を掛けずに温度を見える化
通知で
異常を把握
HACCPは、事業者が食品の細菌・異物混入などの危害要因を把握した上で、原材料の入荷から製品の出荷までの工程を管理し、製品の安全性を確保しようする衛生管理の手法です。
日本では食品を扱う全事業者を対象に、HACCPによる衛生管理を2020年6月から義務化、1年間の猶予期間があります。
ハサレポは、HACCPで義務化された温度管理の記録を自動で残すことができる、食品を扱う現場のための温度管理システムです。
食の安全性を保つ重要な要素、温度の計測・記録と帳票作成の自動化で現場の負担を軽減。
さらにスマホへの通知で温度の異常にいち早く気づけるため、食品ロスの削減にも有効です。
本製品は、1 台のゲートウェイに中継器を最大3 台、1 台の中継器にセンサーを最大4 台接続可能です。
さらに、ゲートウェイを最大4台まで使用可能。センサーを最大48台まで接続可能。
※中継器を使用しない場合、ゲートウェイには最大4 台のセンサーを接続可能
※中継器の接続は1 ホップまで(マルチホップには非対応)
5m 長のサーミスタ(温度センサー)は、保管庫内部の手前と奥など、大きなスペースの計測に便利です。
特に金属は無線を通しにくいため、例えばステンレス製の保管庫では本体を外に設置する必要があります。外に無線機能の入ったBOX を設置、内部にサーミスタのケーブルを這わせて、一定の場所の温度を測るといった使い方を想定しています。
保管庫や冷蔵庫などの温度を、常に測りながら監視。
温度が指定の上限を超えると通知が届くため、ドア開閉や故障などの異常時もいち早く気づけます。
温度範囲は食材ごとにデータを登録しリスト化。食材を選択するだけでアラート条件への適用が可能で、温度設定の手入力による管理負担とミスを軽減します。
導入前
温度上昇の発見までに時間がかかり、食材が傷んでしまう。
導入後
温度上昇時に通知。迅速な対応で被害を最小限に。
食品製造や保管をおこなうさまざまな場所で温度を自動計測。
手間のかかる手書きの記録を自動化することで他の業務に専念でき、記入ミスや漏れのリスクを回避できます。計測頻度を増やしたり、不在時を含めた記録にも取り組めます。
導入前
担当が他の仕事をしていて、チェック時間を過ぎてしまう。
導入後
目視による温度確認や計測結果の記入が不要に。記載ミスも防止。
計測データおよび入力した食品保管の記録を帳票に出力、記録書作成の手間を省きます。
CSV出力に対応し、Excelや他のシステムでのデータ活用も可能。
さらに状況を見える化することで、問題点の発見や改善に役立てます。
お客様の要望にあわせた、アプリや帳票のカスタマイズ、組み込みも可能です。お気軽にご相談ください。
導入前
HACCP 調査の書類提示で、大量のファイルから記録を探すのが大変。
導入後
指定月などの条件検索で、温度の記録をすぐに見つけて帳票印刷。
本システムはLTE-M 通信を利用してサーバーに直接接続。導入時の配線やネットワーク設定は不要です。
温度センサーからゲートウェイまでの無線にはWi-SUN を採用。各デバイス間は見通しで最大500m、[温度センサー]ー[中継器]ー[ゲートウェイ]で最大1,000mの安定した長距離伝送が可能です。
温度センサーは防水設計、電池駆動で、水を扱う場所にも安心して設置できます。
運用費は年額70,000円(税別、ゲートウェイ1台あたり)。ソラコムが提供する安価な通信サービス、安価なAWS のサーバーレス IoT クラウドサービスを利用して、リーズナブルな価格を実現しています。
※導入時、ハードウェアの購入は別途必要です。
サーミスタで2 点計測、内蔵センサーで温湿度計測
計測温度範囲:-20 ~ 80℃(サーミスタ)
計測間隔:10分~
電池駆動:アルカリ単3 電池× 3本 電池寿命:約1年
※パナソニックEVOLTA 推奨
Wi-SUN 飛距離:見通し500m
ケース部:温湿度計内蔵
動作環境:5 ~ 45 ℃
防塵防水規格: IP67
保証期間:1年
温度センサー4 台まで接続可能
Wi-SUN 飛距離:見通し500m
動作環境:5 ~ 45 ℃
電源:5V/1A USB ACアダプター
保証期間:1 年
中継器3 台まで接続可能
※温度センサーをゲートウェイに直接接続する場合は4台まで
動作環境:5 ~ 45 ℃
電源: 5V/2A USB ACアダプター
保証期間:1 年
センサーとゲートウェイの間の通信方式は、長距離伝送が可能なWi-SUNです。センサーは防水仕様・電池駆動で、電波の届く範囲なら設置場所を選びません。ゲートウェイと中継器は電源がある場所に設置します。
【センサーの最大接続台数】(ゲートウェイ1台あたり)
中継器を使用しない場合:4台
中継器を使用する場合:12台(中継器3台まで、1台の中継器にセンサー4台まで)
【最大通信距離】(センサーゲートウェイ間)
中継器を使用しない場合:見通し500m
中継器を使用する場合:見通し1,000m(センサーと中継器間500m、中継器とゲートウェイ間500m)
【センサー端末とサーミスタ(先端部)の距離】
標準5m(別途 60cm モデルもあります)
> > 食品保管庫の温度記録・監視を自動化するハサレポ、設置の自由度がアップ(ブログ)
Wi-SUNについて:
920MHz帯を使用する無線規格で、低消費電力でありながら長距離のデータ伝送が可能です。2.4GHzとの電波干渉を起こしにくく、回り込み特性に優れているため、安定通信がおこなえます。
LTE-Mについて:
携帯キャリアのセルラーネットワークを用いた LPWA 規格の1つです。既存のLTE基地局をベースとしたエリアをカバーし、広域で省電力な通信がおこなえます。
サーミスタでは冷蔵庫内などの温度、本体内蔵のセンサーでは室温と湿度を計測します。サーミスタの計測温度範囲は-20℃~80℃、内蔵のセンサーは5~45℃、計測頻度は10分以上から設定可能です。
サーミスタの計測温度が指定の温度範囲を超えたら、自動でアラート通知するよう設定することもできます。
本システムは、CSV形式での出力に対応しています。ExcelなどCSV読み込みに対応したソフトウェアであれば、ハサレポで蓄積したデータを適用できます。また、既存システムとのクラウド連携などもご相談ください。
導入費用は、規模(ゲートウェイ、中継器、センサーの台数)によって異なります。ゲートウェイは50,000円/台、中継器は40,000円/台、センサーはサーミスタ5mモデルが70,000円/台、60cmモデルが65,000円/台(いずれも税別)の買い切りとなります。
運用にかかるコストは、ゲートウェイ1台あたり70,000円/年(税別)です。料金には、アプリの更新費、通信費、クラウド使用料が含まれています。
弊社では販売代理店を募集しています。ハサレポは小規模から構築でき、接続がかんたんで、温度管理部分に絞った導入ができるため、現場のIT化に躊躇している顧客にもおすすめしやすいサービスとなっています。たとえば食品衛生用品の販売とあわせて、お客様に温度計測のIoT化提案もしたいなど、お気軽にご相談ください。