酒造品温モニタリングシステム「もろみ日誌クラウド」は、酒造3工程(麹/酒母/もろみ)の品温管理を支援するシステムです。
品温をセンサーで自動計測しクラウドに保存。どこからでもグラフを確認、スマホの活用で現場負担を軽減します。分析値含めた事績を入力してデータ化、技術継承に役立てます。
電磁弁サーモセットや対応クーリングタンクで計測した品温の自動記録と確認が可能。遠隔から設定温度をスマホやPCで変更することもできます。
さらに、醸造機器の警報をスマホに通知する機能にも対応。その場にいなくても、機器の異常をいち早く知ることができます。
品温の記録や帳票作成を自動化。
作業や巡回を減らせ、作業漏れ・ミスの削減にもつながります。
品温グラフをスマホで確認。温度確認のために現場まで足を運ぶ必要はありません。
手元で品温を確認、機器の設定温度変更までおこなえます。
品温ほか、BMD曲線やAB直線、原エキスの表示に対応。
目標値や過去と比較し、酒造りに活かせます。
経験や技術に頼っていた部分を、データやグラフで見える化。
若手の人材育成、技術継承に役立てます。
あらかじめ設定した温度範囲を超えるとスマホに通知。
醸造機器から出力される警報を通知することも可能。
酒は人の手で造るものではありますが、機械に任せられるところは任せて負担を低減。
もろみ日誌で人にしかできないところに作業を集中し、働きやすい環境へ。
グラフ表示画面
通知画面
原エキス
AB直線
もろみ日誌クラウドはデータベースをクラウド上に構築、
複数の端末から分析値の入力や事績の参照がおこなえます。
どこにいても、もろみ日誌の機能をフルに活用できます。
品温を管理する機器や温調器ともろみ日誌クラウドが連携。
運用のしやすさを損なうことなく、品温自動記録と遠隔からの設定温度変更をプラス。
さらに、品温管理から事績管理、帳票印刷まで一貫しておこなえます。
また、品温管理機器と当社製品温センサーの混在も可能です。
【品温管理機器については、各メーカー様にお問い合わせください】
デジタル式電磁弁サーモセット(第一工業株式会社のサイトへ)
樹脂ライニングタンク型クーリングタンク(株式会社NYK西日本のサイトへ)
【温調器の対応については以下の記事を参照ください】
制御盤が出力する警報信号をスマホに通知。
無電圧接点で出力できる制御盤であれば、品温管理に関係なくさまざまな機器の接続が可能。
品温の異常だけでなく機器の異常にも気づけ、無人時の対応の遅れによる損失や品質の低下を抑止します。
ユースケース:自動製麹装置に追加し、遠隔からスマホで温度の確認と設定温度の変更、装置の警報通知を受信
計測温度範囲:( Pt100センサー)-40~180℃
計測精度:±0.3℃
計測間隔:定期的(10分ごと)に計測
電池駆動:アルカリ単3 電池× 3本
電池寿命:約1年
※パナソニックEVOLTA 推奨
Wi-SUN 飛距離:見通し500m
BOX部:温湿度計内蔵
動作環境:5 ~ 45 ℃
防塵防水規格: IP67
保証期間:1年
※スティック型(プローブ長1.5m)モデルもあります
計測温度範囲:( Pt100センサー)-40~180℃
計測精度:±0.3℃
計測間隔:定期的(10分ごと)に計測
電池駆動:アルカリ単3 電池× 3本
電池寿命:約1年
※パナソニックEVOLTA 推奨
Wi-SUN 飛距離:見通し500m
BOX部:温湿度計内蔵
動作環境:5 ~ 45 ℃
防塵防水規格: IP67
保証期間:1年
※スティック型(プローブ長1.5m)モデルもあります
温度センサー4 台まで接続可能
Wi-SUN 飛距離:見通し500m
動作環境:0 ~ 45 ℃
電源:5V/1A USB ACアダプター
保証期間:1 年
中継器3 台まで接続可能
※温度センサーをゲートウェイに直接接続する場合は4台まで
動作環境:0 ~ 45 ℃
電源: 5V/2A USB ACアダプター
保証期間:1 年
一部のタンクや工程で運用をスタートし、あとで追加導入いただくことも可能です。
お気軽にご相談ください。
導入費用は、規模(センサーの台数や種類)によって異なります。例えば、タンク5台に設置する場合は、45万円程度となります。
設置やセットアップはお客様自身でおこなっていただきますが、別途お見積りですぐにはじめられる状態にいたします(目安として、上記の例では約5万円+交通費)。
運用にかかるコストは、センサーおよびスマホの台数に関係なく1ID(パソコン1台)あたり10万円/年(税別)となります。ダウンロード資料で、導入ケースごとに例をいくつかご紹介しています。
センサーとゲートウェイの間の通信方式は、長距離伝送が可能なWi-SUNです。センサーは防水仕様・電池駆動で、電波の届く範囲なら設置場所を選びません。ゲートウェイと中継器は電源がある場所に設置します。
【センサーの最大接続台数】(ゲートウェイ1台あたり)
中継器を使用しない場合:4台
中継器を使用する場合:12台(中継器3台まで、1台の中継器にセンサー4台まで)
【最大通信距離】(センサーゲートウェイ間)
中継器を使用しない場合:見通し500m
中継器を使用する場合:見通し1,000m(センサーと中継器間500m、中継器とゲートウェイ間500m)
【センサー端末とPt100センサーの距離】
約3m
Wi-SUNについて:
920MHz帯を使用する無線規格で、低消費電力でありながら長距離のデータ伝送が可能です。2.4GHzとの電波干渉を起こしにくく、回り込み特性に優れているため、安定通信がおこなえます。
LTE-Mについて:
携帯キャリアのセルラーネットワークを用いた LPWA 規格の1つです。既存のLTE基地局をベースとしたエリアをカバーし、広域で省電力な通信がおこなえます。
単三アルカリ乾電池 3本です。電池推定寿命は約6ヶ月で、電池残量はアプリで確認できます。
電池によって電圧降下の特性は異なります。電池残量が十分であっても必要な電源が供給されない場合、動作不良の要因となります。安定動作のため、品質が確保された電池を推奨しています。
推奨ブランド:パナソニック EVOLTA
品温、室温を10分ごとに自動計測します。2点計測対応の品温センサー使用の場合は2点の品温を同時に記録します。
自動計測のほか、アプリでリモート計測したり、センサー本体で櫂入れ温度の計測と記録をすることも可能です。詳細はダウンロード資料でご確認ください。
対応する品温管理機器であれば、設定温度の変更による調整が可能です。
対応機器:
第一工業社製デジタル式電磁弁サーモセット(SVS-R25A04)
NYK西日本社製樹脂ライニングタンク型クーリングタンク
既存の品温管理機器から温度を取得し、無線で飛ばすRS485-Wi-SUN変換ユニットの開発実績があります。IoT対応機器を新規開発するより少ない工数で対応可能です。
もろみ日誌はハードからアプリまで自社で開発するをおこなっています。さまざまな機器やシステムと、ハードウェア変換やクラウド連携、アプリへの取り込みなどによる対応が可能です。お気軽にご相談ください。
可能です。ただし、導入済みの制御盤に搭載の温調器が、RS485通信機能つきの当社指定モデルであることが必須となります。指定モデルでない場合は、指定モデルへの温調器交換が必要です。
【指定モデル】
メーカー名 | 型番 | 温調器単体 | マルチドロップ対応 |
---|---|---|---|
理化工業社 | RZ100-MMN*N61/1-DD07 | ○ | ○ |
理化工業社 | RZ400-MMN*N61/1-DD07 | ○ | ○ |
アズビル社 | C15TR0RA0300 | ○ | ○ |
オムロン社 | E5CC-RX2ASM-004 | ○ | ○ |