日々変化する食品業界の動き、業界が直面している問題をタイムリーに取り上げ、詳細に報道するとともに、わかりやすく解説されている食品の総合紙「食品産業新聞」。
食品産業新聞 2024年1月25日号の新年醸造技術特集で、当社代表取締役社長 近藤のインタビュー記事が掲載されました。当社が提供するIoTサービスを中心に、前年の振り返りと現状、投入今後の展望について言及しています。
※食品産業新聞社の許可を得て転載しています。
酒造現場の温度管理をトータルにサポートするIoTシステム「もろみ日誌クラウド」。2023年振り返りでは、2022年の冷却用醸造機器に続いての他社連携となる、酒類分析計（京都電子工業社）と蔵内（ハートコンピューター社）との連携推進を取り上げていただきました。日本酒は工程が多岐にわたることから、関連機材も数多くあります。それらの機器やシステムともろみ日誌クラウド連携を、今後も各社との協業を進め、連携を強化していきます。
また、導入いただいているお客様からのご要望をもとに、アプリのアップデートを実施。現場の負担を減らしてデータの質を高めるべく、システム改善を進めています。
アプリのアップデートは随時サイトでもご案内。ここ半年の情報は、以下のとおりです。
HACCP義務化以降やらなければならないことが増え、手間やロスを減らすための温度管理DXはかなり周知されてきています。一方、推進までには至らず、手作業やひとによる巡回が多く残るところでもあります。
ハサレポにおいては施設全体に一括導入というケースもありますが、「特に手間のかかる無人設備、遠隔地の可視化からはじめたい」「厳密な温度管理が求められる高価格帯商品の温度監視を自動化したい」というニーズから、1か所～2か所計測でスタートされる比率も高い状況です。ハサレポを採用いただいた理由をヒアリングすると、小規模でもはじめやすい安価な維持費、通信設備や配線敷設を必要としない点が重宝されています。今後、お客様がより導入を検討いただきやすい環境を整えていく予定です。
当社は1983年の創業以来、PCや産業機器向けのインターフェイスを開発しています。製品化してコンシューマー向けに販売するほか、受託で特定機器への組み込みボードや変換ケーブル、デバイスなどの開発もおこなっています。また、IoTデバイス、クラウド構築、アプリまで一貫した自社開発も手掛け、もろみ日誌クラウドやハサレポを展開しています。
これらのノウハウを活かし投入したのが、今回記事で紹介いただいた「IoT通信キット」です。無線化ユニットを既存の機器に組み込むことで、ゲートウェイ経由でのクラウド通信が可能となります。
もろみ日誌クラウドやハサレポでは、無電圧接点からの信号をスマートフォンで受信する機能を、警報通知機能として提供しています。IoT通信キットの無線化ユニットには、産業分野で広く使われている無電圧接点以外にもRS-485（RS-232Cモデルもあり）や4-20mA入力、パルス入力を備え、無線化してクラウドに上げることができます。お客様独自のシステムを構築する際に、制御プログラムの作成経験はあるが、機器ごとのハードウェア選定やクラウド構築がタイヘン、といったケースにお役立ていただける製品です。
もろみ日誌クラウドでの実例としては、RS-485からの入出力で温調器のデータ取得と設定変更の実装、4-20mA経由でのセンサー値の取得（提案中）などがあります。ハサレポでも同様に、さまざまな機器との連携を盛り込むことが可能です。既存の装置に、温度監視や異常通知などIoTならではの付加価値をつけたいといったニーズにこたえることができるシステムです。
計測値や出力データの収集自動化や多拠点一括管理など、IoT化を必要とする現場は拡大しています。製造業を中心として、上記以外のインターフェイス開発経験もありますので、既存設備の無線化、クラウド化の着手に迷っているようであれば、まずはお問い合わせください。受託開発の実績もあり、大まかなイメージであってもお客様が実現したいことに適したシステムのご提案をさせていただきます。
各システムの詳細は、紹介ページをご覧ください。資料のダウンロードもいただけます。
もろみ日誌クラウドなどシステムの詳細説明がききたい、ハードを含めたIoT化の相談をしたい、などございましたら、お気軽にお問い合わせください。