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どこからでも機能をフル活用、酒造向けシステム「もろみ日誌」クラウド版が新登場!

2021.07.29

ラトックシステムは、これまでの酒造品温モニタリングシステム「もろみ日誌」を刷新したクラウド版のもろみ日誌を、2021年8月中旬より提供開始します。

もろみ日誌は、酒造3工程(麹/酒母/もろみ)の品温管理を支援するシステムです。酒造りに重要なもろみなどの品温を自動で計測、記録をおこないます。分析値や状ぼう写真などの事績データを一括管理し、グラフ確認や帳票作成に活用します。
 
この度新たに投入するクラウド版は、これまでのもろみ日誌のハードウェアとシステム構成を刷新しました。Wi-SUN接続の品温センサーをLTE-Mゲートウェイに集約し、事績データベースを完全にクラウド化。加えて、品温センサー以外の機器をもろみ日誌に接続するための変換ユニットも開発しました。
 
複数端末からのデータ管理や温度調節器との連携が可能になるなど、利便性、拡張性が大幅に向上しました。
 

もろみ日誌(クラウド版)のおもな特長

👆これまでのもろみ日誌の機能を踏襲
~酒造3工程の品温を自動で記録、事績を一括管理~

センサーで品温を自動計測し、その計測値やグラフをどこからでも確認。帳票印刷にも対応、現場負担を軽減します。品温のほか日本酒度やアルコールなど分析値、状ぼう写真を含めた事績をデータ化し、技術継承に役立てます。

👆クラウド化による複数端末でのデータ管理サポート
~どの端末からも入力や過去データ閲覧などフル機能が使用可能~

データベースをクラウド上に構築、複数の端末から分析値の入力や事績の参照がおこなえます。仕込蔵、事務所、分析室、外出先、どこにいても、仕込み中の事績確認に加え、過去のデータの確認や入力などの機能をフルに活用できます。

👆設置自由度の高いシステム構成
~Wi-SUNで長距離伝送、LTE-M通信でクラウド接続、電池駆動の品温センサー~

品温センサーはゲートウェイにWi-SUN接続。距離は見通し500m(最大)、中継機を使用すると1kmの長距離伝送が可能です。クラウドにはセルラー回線を用いたLTE-M通信を介して接続するため、蔵の中にネットワーク環境は不要です。パソコンはインターネットに接続されていればよく、専用の機器を導入する必要はありません。
 
もろみ日誌の新システムは、Wi-SUN Enhanced HAN規格に対応しています。品温センサーは単3アルカリ電池3本(パナソニックEVOLTA推奨)で約6ヶ月使用できる省電力設計となっています。

👆品温センサー以外の温度調節器と連携
~RS485をWi-SUNに変換するもろみ変換ユニットを開発~

新たにRS485からの品温データをWi-SUNに変換して送信する「もろみ変換ユニット」を開発。仕込みの現場で利用されている第一工業株式会社製「デジタル式電磁弁サーモセット」の品温も、クラウドで一括管理できるようになりました。さらに今秋には、スマホアプリから設定温度が変更可能になります。その他、温度調節器を搭載しているクーリングタンクや集中品温管理盤(マルチドロップ)にも対応予定です。

もろみ日誌のご相談はこちら

ご興味がありましたら、お気軽にお問い合わせください。
 

 

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