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感染症には流行の波があり、今冬はインフルエンザとの同時流行も懸念されています。
内閣官房「新型コロナウイルス感染対策」のサイトでは、高齢者や保育施設における換気設備の導入事例や、効果的な換気をおこなうための動画が公開されています。
■ 内閣官房「新型コロナウイルス感染対策」効果的な換気
https://corona.go.jp/proposal/
動画の中では、換気の状況を見るにはCO2濃度を知るのが有効という場面も。ひとが集まる場所では、CO2濃度のコントロールが、温度、湿度とともに安全性をはかるバロメーターになってきています。
(出典:内閣官房新型コロナウイルス等感染症対策推進室チャンネル)
2021年11月、経済産業省が新型コロナウイルス感染症防止対策として策定した「二酸化炭素濃度測定器の選定等に関するガイドライン」の要件を満たす当社製CO2センサーは、感染拡大リスク削減や快適性の向上を進める企業やシステムベンダー様を中心に、採用されています。
新型コロナのパンデミックをきっかけに、オフィスではより快適で安全に働ける環境づくりへの意識が高まっています。従業員の健康に配慮しパフォーマンスを高める活動は、社会的に企業価値を高める評価基準のひとつとなってきています。
人々の健康とウェルビーイング(身体的、精神的、社会的に良好であること)に焦点を合わせた建築、オフィス空間の性能評価システム「WELL認証」を耳にすることも増えてきました。2020年には感染症対策など健康・安全性を評価する「WELL Health-Safety Rating」が新設され、オフィスだけでなくショッピングモールや物流施設、飲食店など幅広い業種で認証の取得がすすめられています。運用上の観点を評価する要件項目が多く、CO2センサーを使って空気の質の評価し換気をおこなうアクションも、対策として加点されます。
WELL Health-Safety Ratingについて(公式サイト)
家庭では、おうち時間をいかに快適で健康的に過ごすかを考える機会が増えました。空気質を可視化できる環境センサーは、暮らしの質を向上するアイテムとしても紹介されています。
空気の質にこだわればQOLも上がる! 快適な環境づくりのマストアイテム(LOCARI)
2022年11月下旬、当社はWi-Fi環境センサー「RS-WFEVS2」を発売しました。
Wi-Fi環境センサーとしては「RS-WFIEVS1」の後継(2代目)になり、セットアップのしやすさを向上したモデルとなります。
本製品はWi-Fiに接続するセンサーデバイスで、CO2濃度やPM2.5、温湿度など7種の空気質データをクラウドに保存します。スマホで数値やグラフを確認、ログデータのダウンロードもおこなえます。
家電量販店やネットショップで購入でき、お手元に届いた後はアプリのインストールとWi-Fiルーターに接続するだけで使いはじめられます(アプリへのアカウント登録のみで利用契約は不要です)。
Wi-Fi環境センサー RS-WFEVS2はコンパクトな筐体に、CO2、PM1/2.5/4/10、VOC、温度、湿度、気圧、UV、7種類のセンサーを搭載しています。センシリオン社の光音響NDIR方式CO2センサーおよびPMセンサーを採用し、高精度な計測が可能です。
自動計測されたデータは、Wi-Fiからインターネットを介してクラウドに保存されます。
計測結果はスマホやタブレットに表示、設置場所から離れた場所でも、手元の画面で確認できます。
専用アプリ「エアミル2」で、メイン画面に計測値を一覧表示。グラフは日、週、月ごとの表示に対応し、日グラフでは1分ごと、月グラフでは1時間ごとにプロットします。
CO2濃度や温度などの計測値が指定した値を超えたら、スマホに通知するアラート機能を搭載。しきい値を超えてからどれだけ経過したら通知するかの設定も、あわせておこなえます。
本体搭載のLEDで、CO2濃度のレベルを確認することが可能です。1,000ppm以上で橙(2,000ppm未満)や赤(2,000ppm以上)になり、換気のタイミングが一目瞭然。LEDの数は4段階表示で、多いほどその範囲での値が高いことを示しています。
クラウドに蓄積したデータは、期間指定してCSV形式でダウンロードできます。日グラフのデータ(1分ごと)と週グラフ(1時間ごと)を選択してメールで送信。計測データはExcelを用いたレポート作成などで活用します。
エアミル2アプリは、ひとつのアカウントに複数台のセンサーを登録することが可能です。支店や会議室など、複数拠点や場所にセンサーを設置し、アプリで切り替えて表示することができます。旧モデルRS-WFEVS1との混在もOKです。
アプリは、本製品の前身RS-WFEVS1と共通の「エアミル2」を使用します。
前モデルRS-WFEVS1からの改善点として、本製品へのWi-Fiルーター情報の設定を、Bluetoothでおこなう方式を採用しています。セットアップ時にスマホで2.4GHz帯のSSIDを指定しておけば、本製品とルーターの間でWi-Fi接続先を切り替えることなく、スムーズな導入が可能です。
Wi-Fi設定はアプリの指示に従って、本体の電源入れる→本体のQRコード読み取る→Wi-Fiルータのパスワードを入力する、の手順で完了し、直後から計測がはじまります。
本製品はAWSクラウドを採用。システムに組み込んで計測データを利用したい法人のお客様には、コマンド仕様の提供をおこなっています。クラウド連携により、スピーディーなシステム構築が可能です。当社CO2センサー搭載製品は、Wi-Fi接続のほか、Bluetooth接続、LTE-M接続モデルがあり、お客様のニーズに合わせてお選びいただけます。
Wi-Fi環境センサーRS-WFEVS2の詳細はこちらから。
IoTゲートウェイに接続したいときは、Bluetooth接続モデル
ネット環境への接続なしにクラウドにあげたいときは、LTE-M接続モデル
●施設の空気環境を一括管理する「Sense Connect for 環境可視化」に当社環境センサーが採用されました
●ハピクロ社HACCPPyが弊社CO2センサーに対応!飲食店での換気の見える化を提案
●当社Wi-Fi CO2センサーが、換気アラートシステムhazaviewに対応しました
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