ラトックスシステム

新着情報

  1. TOP
  2. 新着情報
  3. 「IoT電力監視システム」で設備の電力を遠隔モニタリング、常時可視化

「IoT電力監視システム」で設備の電力を遠隔モニタリング、常時可視化

2025.02.28

当社は本日付で、既存の電力計を無線化し、離れた場所からのモニタリングを可能にする「IoT電力監視システム」を発表しました。

IoT電力監視システムを発表


このシステムは、工場やビルの電力をIoT技術で遠隔監視するシステムです。オムロン社製の小型電力量モニタ KM-N1 を配電盤や分電盤に取り付け、計測した消費電力を自動的にクラウドに保存します。Windowsアプリで電力データのグラフ化やCSVダウンロードが可能です。
 
これにより、巡回してモニタ表示を確認する作業を削減。さらに、常時データを取得することで機器の状態把握や電力利用状況の見える化が実現し、利用効率の向上が図れます。IoT化に必要な機器は、無線化ユニットとゲートウェイのみというシンプルな構成です。
 
クラウドとアプリは、年額15,000円(税別)のサブスクリプションで提供。ゲートウェイとクラウド間の通信費用も含まれており、低コストで手間なく電力の見える化を継続できます。
 
まずは1か所の電力モニタリングから始めて、将来的な規模の拡張や機能追加にも対応可能な柔軟性の高い設計となっています。また、すでにIoT化を推進している環境には、API連携により既存システムへの組み込みも可能です。

IoT電力監視システムについて

システムの概要

  • 配電盤をIoT化、電力計のデータを自動で収集
  • 920MHz無線通信で敷設、配線工事不要
  • 無線/LTE通信で、電力データをクラウドに送信
  • 最小単位20万円(税別)と低コストにスマート化
    ※電力量モニタ(KM-N1)が別途必要です

メリット

  • 電力利用状況を把握しコスト削減
  • データ活用による運用の効率化
  • PCによる遠隔監視で、検針や巡回の負担を軽減

機能

  • 5分ごとの消費電力データをクラウドに保存
  • Windows PCでグラフ表示やCSV保存が可能
    ※アプリで表示できる配電盤・分電盤は1台分です(2025年2月現在)
  • API連携やCSV連携で他のシステムとデータ共有

構成例

  • 配電盤に電力計と通信ユニットを設置し、無線でデータを収集
  • ゲートウェイを通じてクラウドと通信
  • 遠隔のWindowsPCでデータをモニタリング

対応機器

  • オムロン社製 KM-N1
  • 渡辺電気工業社製 WMS-PE2 (対応予定)

IoT通信キットを使って早期に開発

本製品のハードウェアは、当社製のIoT通信キットを使用しています。IoT通信キットは、デバイスを無線化するIoT通信ユニット、LTE-M回線を使ってクラウドに接続するゲートウェイ、そして接続先のAWSクラウドがセットになった製品です。アプリ部分に絞って開発をおこなうことで、短期での製品化を実現しました。

 

関連URL、資料ダウンロード提供中

 
IoT電力監視システムの資料は、以下よりまとめてダウンロードいただけます。
IoT電力監視関連の資料のダウンロード