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IoTで働き方改革~スマホをツールに、現場のDX化をはじめませんか~

2025.01.23

IoT異常通知システムが解決する課題

人手不足や原料費高騰の影響が高まっている現在、効率的な業務運営と無駄の削減はますます重要な課題となっています。そこで、今回はスマホとIoT技術を活用した働き方改革を提案します。以下のシステムを活用して、作業の共通化と効率化や、安心安全に働ける職場づくりをどのように実現するのかを解説します。

使用するシステム

  1. もろみ日誌クラウド(販売中)
    おもに日本酒の醸造メーカー向けのIoT化システム
  2. IoT温度管理システム「ハサレポ」(販売中)
    食品を扱う事業者、温度管理が必要な原料や商品保管に
  3. IoT異常通知システム(販売中)
    機器の警報を遠隔監視したい工場向け
  4. 遠隔容量監視システム(仮称、2025年中リリース予定)
    タンクに貯蔵の液量計測が必要な醸造、飲料、その他食品加工メーカー向け

 
※2.と3.は、おもな導入目的が異なりますが同一のシステムです。

たとえば、こんな課題を解決します

業務の合間に発生する巡回と記録が従業員のストレスになっている、リアルタイムで機器の異常に気付けずムダな停止時間が発生してしまう、など、心当たりがあれば本記事が解決の糸口になるかもしれません。

スマホをツールに可視化と情報共有、共通化を推進

常時データを自動取得し状況を可視化

従来の人手による計測では、1日数回の頻度でしかデータを取得できず、夜間や休日のデータが不足していました。これに対し、センサーを用いた計測では24時間365日、定期的にデータを取得でき、人的ミスのない正確なデータ収集が可能です。

例:日本酒の醸造メーカーの場合

酒造では、もろみの発酵状況を常時監視する必要があり、人手による巡回と記録をされている酒蔵は少なくありません。もろみ日誌クラウドではセンサーで品温をリアルタイム計測し、この変化をスマホでチェックして発酵の進行状況を把握します。
 
品温が想定を外れると通知で早期に発見でき、発酵の進行異常に迅速に対応することが可能となります。この機能は、たとえば麹の品温が目標値に達した際、次のステップの作業をおこなうなどにも活用されています。これらにより、酒質を一貫して保つことができます。

【利用システム】もろみ日誌クラウド

クラウドでいつでも最新データを共有

紙やファイルでのデータ管理は手間がかかり、最新情報の共有に課題があります。そこでクラウドを活用することで、スマホからいつでも最新の情報を確認でき、対応を入力して関係者と共有が可能に。これにより、記録の改善や対応判断のスピードアップが図れます。

例:醸造/食品メーカー、その他工場の場合

食品加工機器などが発する警報がランプ点灯やブザーの場合は、その場にいないと気づけません。
IoT化により、機器の警報はスマホに通知されると同時にクラウドにも記録されます。アプリでは、警報の履歴と対応の際に入力されたコメントを関係者全員が確認できます。これにより、全員が同じ基準で対応することができ、品質管理の一貫性が保たれます。また、異常への対応履歴を記録することで、あとから振り返って改善点を見つけることも容易になります。

【利用システム】IoT異常通知システム ※もろみ日誌クラウドも本機能を搭載

 

スマホアプリを使った作業の共通化

従来の人手による作業では、各従業員がそれぞれのやり方で作業を行うため、属人的な方法になりがちです。しかし、スマホアプリを活用することで、最新の情報を全員が共有できるようになり、状況判断や対応のためのアクションが共通化されます。
 

巡回を減らして安全性と作業効率を向上

工場での歩行機会を減らしリスク低減

工場内での歩行距離を減らすことで、作業効率の向上と安全性の確保が可能です。自動記録と警報通知機能を活用することで、計測値の確認や記録のための巡回、および機器に異常がないか確認するための巡回を削減できます。

例:醸造、飲料メーカーの場合

貯蔵タンクの容量を自動で監視する「遠隔容量監視システム」を導入することで、従業員がタンクの中の液量を確認するために頻繁に巡回や昇降する必要がなくなります。センサーがタンクの容量を常時監視し、異常が発生した場合にはスマホに通知が送られるため、迅速に対応することができます。これにより、従業員の負担を軽減し、安全性を向上させることができます。

【利用システム】遠隔容量監視システム

本来の業務に集中、満足度を高める

巡回による確認や記録、データ管理、ファイリングなどの名もなき仕事を自動化することで、従業員は本来の業務に集中できるようになります。これにより、働きやすい職場環境が整い、人材確保にもつながります。

例:食品メーカーの場合

作業場や保管庫の温度確認と記録をするために費やしている、労力と時間。センサーとクラウドを活用することで、これらの作業を自動化できます。ハサレポは、温度に加えて機器が発する警報(制御盤などの接点出力からの信号)のスマホ通知と警報ログの管理が可能です。従業員は、異常があれば迅速に対応する体制を整えておくだけで済むため、HACCPで求められている要件を満たしつつ他の重要な業務にも集中することができます。

【利用システム】IoT温度管理システム「ハサレポ」

まとめ

スマホとIoT技術を活用したシステムの導入により、データの可視化と情報共有が容易になり、作業の共通化を進めることができます。また、巡回の削減により安全性と作業効率が向上し、従業員の満足度も高まります。これらの取り組みを通じて、企業の生産性向上と働き方改革を実現しませんか。
 
ほかにもさまざまなセンサーを連携し、自動化をご提案することも可能です。
ここの人手が減らせないか…そんなお悩みがありましたら、お気軽にご相談ください。

関連URLとデモ、貸出のご案内

 
実際に導入したときの運用イメージを知りたいので、画面でみたい。そのような場合には、オンラインにて実際のもろみ日誌クラウドやハサレポアプリ画面を見ていただきながら、デモで紹介することも可能です。
 

 
無料の貸出サービスも用意していますので、アプリの使用感の確認にぜひご活用ください。