酒造りをIoTでトータルにサポートする「もろみ日誌クラウド」は、2025年3月付でアップデートをおこないました。最新バージョンではお客様からのヒアリングをもとに、きめ細かな部分にこだわった使い勝手の向上や新たな機能も追加しています。今回のアップデートで特に目玉の機能について以下にご紹介していますので、もろみ日誌クラウドをすでにお使いのお客様も、これから導入をご検討中のお客様も、ぜひ最後までお読みいただけますと幸いです。
目次
もろみ日誌クラウドは酒造りの温度管理にかかる手間を自動化で削減、酒質維持や作業効率化をサポートするシステムです。
【主な機能】
もろみ日誌クラウドには、もろみや酒母の状ぼう写真をアプリで撮影し、事績ごとに1日1枚記録できる機能があります。
この写真の確認が、スマホからもできるようになりました。タンクの前で、前日の泡の状態と見比べるなどにお役立ていただけます。
もろみ日誌クラウドには、品温が指定の温度範囲を超えたら、スマホ通知やメールでお知らせする機能があります。
今回のアップデートでは、いつから通知をはじめるかのタイミングが指定できるようになりました。従来は、計測と同時に通知が適用されていましたが、もろみ造りでは米が硬い間は品温も安定しないため通知が不要といったご意見もあり、何日後から通知を受け取りたいか選択する機能を追加しました。
もろみ日誌クラウドには、2つの事績の分析値グラフを重ねて比較できる機能や、BMDの目標値を設定する機能があります。
Windows版では、比較可能な項目にアルコールとグルコースを追加しました。スマホ版ではBMD目標値を入力済みの場合に、BMDグラフとあわせて目標値のグラフも描画。発酵の進行調整の参考にします。
酒母の製造方法のひとつである、高温糖化酒母の温度表示に対応しました。今回のアップデートでは、環境設定画面の「高温糖化酒母に対応した温度範囲」にチェックすることで、0℃~60℃の温度表示が可能に。採用されている方法に合わせて、表示する温度スケールをお選びいただけます。
その他にも、アプリが使いやすくなるように細かな修正をおこなっています。
今回もろみ日誌クラウドの一部機能をご覧になり、実際のアプリ画面をみてみたい…と興味をもたれましたら、デモを交えてのご紹介も可能です。
製品貸し出しのご相談も受け付けていますので、使ってみないと使い勝手やメリットがわからないという方もお気軽にお問い合わせください。