酒造りをDXでトータルにサポートする「もろみ日誌クラウド」は、2023年7月アップデートをおこないました。最新バージョンでは入力の手間を省く仕込配合、桶帳登録機能ほか、追加や改善が盛りだくさん。おもな更新情報をご案内します。
決まった仕込配合はデータとしてまとめて登録しておき、帳票に自動反映してほしい。そのような声にこたえて、この度仕込配合の登録に対応しました。
もろみ日誌クラウドに仕込配合表を事前に登録し、データベース化。各仕込配合データは記号で管理し、製造帳で記号を指定すると登録済みデータが自動で反映されます。これにより入力の無駄が無くなり、作業時間短縮と人的ミスの軽減につながります。
【Point】
今後、もろみ日誌クラウドの仕込配合に、ハートコンピューター社「蔵内」登録済みの仕込配合データを取り込める機能を搭載する予定です。(⇒リリースはこちら)
容器管理で桶帳を事前に登録。製造帳で容器名と空寸を入力すると、タンクの深さと容量から自動で液量を算出。計算の手間を省きます。
品温センサーでの計測は標準10分間隔です。今回、さらに計測したいタイミングにボタン押下することで記録を残せるようになりました。
月単位のレポートを帳票に自動生成。温度管理モードで原料や商品の保管庫の温度記録からレポート作成まで自動化し、HACCPに沿った温度管理を省力化できます。
ほかにもご紹介しきれないほどの細かな改善、追加をおこなっています。今後ももろみ日誌クラウドを、酒造現場のニーズに寄り添ったシステムへとアップデートしていきます。