スマートホームサービスなどに採用いただいている、ラトックシステム製スマート家電リモコン。
この度、5代目となる新製品「RS-WFIREX5」を発表しました。
USBケーブルでの電源接続をなくし、USB ACやUSB電源ポートなどに直結するモデルです。
スマート家電リモコンは部屋の見通しのいいところに設置するため、電源供給用ケーブルの取り回しが難しい、見た目をスマートにしたい、といった声にお答えしたものです。全天球型の赤外線範囲や、180°回転可能なコネクタなど、設置のしやすさに配慮した設計をおこなっています。
本製品は法人向けの製品となり、12月より出荷開始。法人様限定で、サンプル製品の購入をいただけます。(アプリやスキルは、既存製品と共通の「スマート家電コントローラ」です)
RS-WFIREX5製品情報ページ
https://iot.ratocsystems.com/products/rs-wfirex5/
「スマート家電リモコン」はひとことでいうと、今ある家電をスマホや声でコントロールするデバイスです。今ある家電とは、いわゆるスマート家電ではない一般的な家電です。家電側には一切変更を加えないため、お客様には「どういうしくみで動いてるの?」ときかれることがあります。
タネをあかすと、スマート家電リモコンは自宅のWi-Fiルーターにつながっていて、アプリでリモコン操作されると赤外線を飛ばして家電を動かします。つまり、テレビやエアコンなど家電に付属のリモコンのかわりに、スマート家電リモコンがリモコンの信号を出力しています。スマホがWi-Fiにつながっていればいいので、付属のリモコンではできなかった「寝室からスマホを使って、リビングのエアコンをつける」などもできるようになります。
外出先からは、スマホからクラウドとWi-Fiを経由して赤外線を出力します。自宅のネットワークにスマート家電リモコンを追加するだけで、家電というモノがインターネットにつながる「IoT」を実現できるというわけです。
たまに、外からも操作可能というと、第3者から勝手に操作されたりしないか不安という声をいただきます。ラトックのスマート家電リモコンでは、クラウドには企業向けシステムにも多くの実績があるAWSを採用し、セキュリティを確保しています。また、家電を操作するには、登録しているアカウントでのログインと、あらかじめ同じネットワーク上でスマート家電リモコンを検出しておく必要があります。安心してご利用ください。
2015年、まだIoTという言葉が一般的でないときに、当社は1代目のスマート家電リモコン(当時の製品名は「Wi-Fi学習リモコン」です)を市場に投入しました。この分野では老舗となり、日本の家電に合わせたリモコンのプリセット提供は、600機種以上に増やすことができました(2020年10月現在)。
<第1世代から第4世代までの変遷>
節目は2017年秋、Amazon Echo、Google Homeの上陸です。このとき、スマートホームの波が急速に広がりました。当社は「エアコンをつけて」など、スマートスピーカーに話しかけての家電操作にいち早く対応、スマート家電リモコン市場も急成長しました。シリーズ累計の出荷台数は、おかげさまで35万台となっています(2020年10月現在)。
今後も個人のお客様向けには機能のアップデートで満足度を高める一方、法人のお客様向けにはハードからクラウド、アプリまでワンストップ開発の実績を強みに、ニーズに沿ったご提案をおこなっていきます。
これまでの事例はソリューションとしてご紹介しています。
スマート住宅ソリューション
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