遠隔にある無人倉庫の温度をモニタリング、低コストで温度計測のIoT化を実現。
医療器材を遠隔にある倉庫に保管しており、定期的に足を運んで温度を確認している。倉庫に通信設備はなかったが、小規模、低予算で遠隔モニタリングを実現、必要なときだけ足を運べばよくなった。
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A社は採血管などの医療器材を扱っており、薬機法に基づいた温度管理が必要です。倉庫は事務所から約10km離れた場所にあり、定期的に足を運んで温度を確認していました。温度範囲は0℃~30℃で確認頻度は季節によって変わります。特に夏は温度の確認頻度が多く、状況に合わせたエアコンの運転が必要になります。
倉庫は約24坪(約80平方メートル)。IT化による温度モニタリングを検討していましたが、普段は無人でWi-Fiなどの通信環境がなく、どのようなかたちで実現するかが課題でした
倉庫の温度センサーで測った温度を、事務所のパソコンやスマホで常に確認できるようになり、温度計測のためにだけに倉庫に行く必要はなくなりました。
LTE-M接続なら、インターネット回線を敷設する必要がないのが決め手でした。温度センサー1台とゲートウェイ1台で、必要な計測をおこなえるようになりました。通信費用は年15,000円(税別)のライセンスに含まれており、運用費用も安く抑えることができています。ライセンスの違約金や縛りがないなど、契約内容も良心的でした。
今後、倉庫の所在地を変更してもLTE-Mゲートウェイなら移動するだけ、広さを拡張するときはセンサーを追加するだけ、拠点が増えたときはセンサーとゲートウェイを増やすだけ、と通信システムの敷設や変更なしに柔軟に対応できるのも魅力です。
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