ワインの品質維持に不可欠な温湿度モニタリングを自動化、逸脱時のスマホ通知が決め手に
ワインができてから商品保管まで一貫した温度管理体制を構築し、品質の高いフランスワインを提供している「酒のむろほしonline」。温度管理システムによってデリケートなワインの温湿度モニタリングを自動化、人手による作業を削減、異常時の早期発見に役立てています。
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室星は酒屋からスタートして創業80余年、法人および消費者の方々へ酒類の配達と販売を続けています。
ワインの品質、風味や香りを保つには、定温かつ適度な湿度での保存が不可欠です。高温や温湿度の大きな変化は、ワインの品質劣化を招く要因となります。室星では輸送時、自動で温湿度を制御するリーファーコンテナを導入し、温度を一定に保つ対策をしています。
保管時は、荷物の搬入搬出や配置変更による温度変化を極力排除するため、特にデリケートなワインは他の商品とわけて保管するためのリーファーコンテナを導入しました。定温環境が保たれているかを監視するには、こまめな温湿度モニタリングが必要です。なるべく現場に負担をかけないモニタリングの方法を検討し、その場まで足を運ばなくても温湿度が確認できる方法として「ハサレポ」を導入することにしました。
コンテナの温湿度チェックは1日数回あり、その時刻になったら作業を中断してコンテナ実機の前に行って確認をおこなう必要があります。ハサレポは、いつ、どこにいてもスマホでコンテナ内の温湿度が見られるので、業務の合間に確認すればよく作業に集中できます。
また温湿度の自動計測は、常に規定内で推移していることの可視化につながっています。5分ごとにクラウドに記録されるデータは、HACCPで求められている温湿度管理状況の証明として利用でき、手書きの帳票作成や保管を必要としないのもメリットです。
センサーは温湿度を測るため、本体ごと庫内に設置しています。厳密にするためあえて開閉の影響を受けやすい扉に吊り下げ、温度が+15℃を超え、湿度が55%以下になったら、スマホに通知が届くようにしています。
設定値から逸脱した時はスマホに通知が届き、見回りを待たずして早期発見が可能です。万一異常が発生した時も、ワインの品質への影響を最小限にするための体制づくりに役立てています。
ハサレポはアプリを開いていなくても通知を受け取ることができ、スマホ通知を見落とす不安がありません。加えて年間ライセンスが15,000円(税別)と割安で、1か所からでも導入しやすい料金体系が導入の決め手となりました。
社名:株式会社 室星
所在地:神奈川県川崎市
事業内容:酒類卸売業
創業:1938年(室星明一商店として)
URL:https://murohoshi.co.jp/
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