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パソコン切替器(KVM)の選び方~ディスプレイ、マウス、キーボード共有で省コスト、省スペースに~

2024.09.18

パソコン切替器(KVM)とは

パソコン切替器は、複数のパソコンを1組のキーボード、ディスプレイ、マウスで操作できるようにするための機器です。KVM、KVMスイッチとも呼ばれ、KVMは「Keyboard、Video、Mouse」の略です。複数サーバーの操作切り替え用途では、CPU切替器といわれることもあります。

ひとりでパソコン2台以上を使うにあたって、それぞれにキーボード、ディスプレイ、マウスを接続するのはコストがかかり、スペースの無駄も生じます。そこでパソコン切替器を使って、1組のキーボード、ディスプレイ、マウスを複数のパソコンで共有します。パソコンの切り替えはボタンひとつでおこなえ、作業スペースが広くなり効率が向上します。

パソコン切替器にはUSBポートが付いているものもあり、USBハブごと切り替えてプリンターなどの周辺機器が共有できます。これにより、デスク周りがすっきりし、配線のわずらわしさも軽減されます。
パソコン切替器の導入に、専用ソフトウェアのインストールは不要です。パソコンと機器を接続するだけで使用できるため、はじめてでも簡単に導入できます。特に、IT管理者やデザイナー、プログラマーなど、複数のパソコンを頻繁に使う人にとっては非常に便利なツールです。
 

パソコン切替器選定のポイント

多様なモデルから環境や用途にあったものを選ぶ

パソコン切替器には装備するポートの種類やサポートする機能など、仕様の異なるさまざまなモデルが存在します。
 
前提として、パソコンと周辺機器は直結で使える組み合わせである必要があります。たとえばHDMIディスプレイを2台のパソコンで切り替えて使用する場合は、それぞれのパソコンにHDMIポートが必要です。
※ただし後述のRS-240CA-4Kの場合のみ、PC2に映像出力対応USB Type-Cポートを接続します

PC環境や用途に合わせて、選ぶポイントは以下の通りです。

Point1:映像出力コネクタ

接続したいパソコンの映像出力とディスプレイの映像入力は、どのタイプを備えているかを確認します。現在もっとも普及している映像用コネクタはHDMIであり、高解像度対応やデュアルディスプレイ対応など幅広い選択肢があります。
 
新規PCやモニターへの入れ替えが難しい現場向けに、DVI接続モデルやVGA接続モデルなどもあります。

Point2:PCの接続台数

パソコン切替器のモデルで多いのは、パソコン2台用と4台用です。何台のパソコンを切り替えたいかで選択します。

Point3:出力解像度

パソコンのディスプレイ設定で、使用している解像度を確認しましょう。4Kやウルトラワイドのディスプレイをお使いの場合は、切替器の対応解像度に注意して選びます。
接続するのが4K対応のディスプレイであっても、業務上使っている解像度がフルHDであれば、より低価格のフルHDモデルにする選択もあります。

Point4:USBハブの有無

パソコン切替器には、USBキーボードとマウス以外のUSB機器が接続できるポートを備えたものがあります。USBメモリやカードリーダーの一時利用、プリンター、ヘッドセットなどの切り替え利用に便利です。
なお、一般的に切替器上のUSBハブは高速ではないため、常時データを転送する用途には適していません。

Point5:切替方式

パソコン切り替え時には、本体にある切り替えボタンの操作が主流です。キーボードの特定キーを操作するホットキーでの切り替えに対応したモデルであれば、手元に切替器本体を置く必要がないので設置の自由度が高まります。


※RS-250UHDP-4Kの例

これが売れ筋!パソコン切替器のおすすめモデル

ラトックシステムでは、多彩なパソコン切替器を扱っています。以下、特に法人向け用途として引き合いの多いモデルを紹介します。選定ポイントを参考に、ピッタリの切替器をみつけてください。

デュアルディスプレイ対応 HDMIパソコン切替器 RS-250UH2

【映像出力コネクタ】HDMI(デュアルディスプレイ対応)
【PC接続台数】2台:パソコン(PCまたはMac)
【出力解像度】最大4K(4096×2160@30Hz、3840×2160@30Hz)、UWFHD (2560×1080)対応
【USBハブの有無】あり(USB2.0ポートx2)
【切替方式】本体ボタン、ホットキー(Windowsのみ)

HDMIパソコン切替器(2台用) RS-230UH

【映像出力コネクタ】HDMI
【PC接続台数】2台:パソコン(PCまたはMac)、Chromebook、Androidタブレット
【出力解像度】フルHD(1920×1200@60Hz)、WUXGA(1920×1200@60Hz)対応
【USBハブの有無】なし
【切替方式】本体ボタン

4K HDMI ディスプレイ / USBキーボード・マウス パソコン切替器 RS-250UHDP-4K

【映像出力コネクタ】HDMI
【PC接続台数】2台:パソコン(PCまたはMac)、Chromebook、Androidタブレット、iPad
【出力解像度】最大4K(4096×2160@60Hz、3840×2160@60Hz)、UWQHD (3440×1440)、UWFHD (2560×1080)対応
【USBハブの有無】なし
【切替方式】本体ボタン、ホットキー(Windowsのみ)

4K HDMI ディスプレイ / USBキーボード・マウス パソコン切替器(USB-C/Aパソコン対応) RS-240CA-4K

【映像出力コネクタ】HDMI
【PC接続台数】2台:パソコン(PCまたはMac)※PC2には映像出力対応のUSB Type-Cポートを装備したパソコンを接続
【出力解像度】最大4K(4096×2160@60Hz、3840×2160@60Hz)、UWQHD (3440×1440)、UWFHD (2560×1080)対応
【USBハブの有無】なし
【切替方式】本体ボタン

DVIパソコン切替器(4台用) RS-430UDA

【映像出力コネクタ】DVI-D 24ピン
【PC接続台数】2台:パソコン(PC)
【出力解像度】フルHD(1920×1200@60Hz)、WUXGA(1920×1200@60Hz)対応
【USBハブの有無】なし
【切替方式】本体ボタン、ホットキー

切替器のユースケース

パソコン切替器はさまざまな業界で複数パソコン使い分けに活用されています。

事務所:CAD/デザイン用PCと業務用PC

大学:研究用PCと業務用PC

診察室:カルテ用PCと業務用PC

オフィス:デスクトップPCとノートPC

関連URL

● パソコン切替器(HDMI接続)カテゴリ(ラトックサイト)
● パソコン切替器(DVI)カテゴリ(ラトックサイト)
● パソコン切替器(VGA)カテゴリ(ラトックサイト)
 

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